『World Player Project イタリア挑戦① -ASローマ編-』
今回イタリアのASローマにて1/16-1/23の期間で活動させて頂きました大坪真之と申します。
イタリアのローマを拠点とするASローマのジュニアからトップ選手までのシステム管理や、外部では絶対見れないような施設の視察からスタート。
活動初日にはASローマアカデミー(8-12歳)が練習する施設とオリンピックセンターの視察。アカデミーの練習やASローマの選手なら誰でも使えるメディカルセンターの内も。
ASローマでは育成に力を入れていて、10歳までは、自分でファウルを判断させるなど、サッカーという競技そのものを理解できるような取り組みをされていました。
またオリンピックセンターと併設されているということもあり、小さい頃から、オリンピアン達と触れ合うことができる環境にあるため、選手自身のモチベーション向上や、高い目標を意識して日常を過ごせる環境が整っていました。
怪我をした際にもグラウンド横にメディカルセンターがあり、重症の場合はそこでレントゲンやMRIを撮れるようになっていました。また、皮膚科や歯科医なども居て、多方面から選手のサポートをできるようになっていました。
メディカルセンターのサイエンススペースには、運動生理学・呼吸器系・バランス系の研究施設もあり、トップ選手やオリンピック選手に対して研究をされていました。
トレーニング面では、簡単な動きから始まり、必要とされる身体の使い方を教えながら、ボールを使った練習をするように順序立ててメニューを組まれていました。
イタリアでは、学校に体育という授業がないという事が驚き..そのため見かけ上変な走り方をしている子供達も多いようです。
ですが、それを正しいフォームにだとか、この走り方の方が早い、という考えはなく、個性として捉えて、その動きの中で効率よくスポーツができるように伝えているというのは、日本との違いなのかなと感じました。
沢山吸収できるものがあり、日本との違いや、システム環境の完備に四年という少ない時間でもここまで土台作りをしっかりできていたので、今後さらに活躍する選手が出てくるのでは無いかと思いました。
日本とは違う環境でしたが、良いところはスポーツ業界にも取り入れれるのでは無いかと感じました。
今回の研修を通して、スポーツ業界の部分と、また違う部分でも吸収できることがたくさんありました。
今回お世話になったASローマ関係者の方々、機会提供をして下さったFirst-Mover Foundation様、現地でアテンド等して頂いた関係者の皆様本当にお世話になりました。またこのような機会があれば参加したいと思います。
大坪真之