『World Trainer Project スペイン挑戦 ① 』
エスパニョールにて活動させて頂いている理学療法士の山下悟史です。
21日からスペインのサッカーチーム・RCDエスパニョールへの研修に参加し3日が過ぎました。
1日目は夕方からオリエンテーションと育成年代の練習見学・練習後のケアを見学しました。この日は育成年代のチーフトレーナーに、監督・コーチ・トレーナーの連携の取り方や治療やリハビリの進め方などのディスカッションを行いました。
2日目は午前はエスパニョールBチームの練習見学とメディカルルームの見学をしました。
午後はエスパニョール対バレンシアの試合をスタジアムで観戦しました。
初のプロサッカー観戦が世界最高峰のリーグの試合でとても興奮しました。
3日目は午前はトップチームの練習見学とトップチームが使うメディカルルームとトレーニング施設の見学をしました。
午後は高校生年代A.Bチームの練習とリハビリ見学をしました。
3日間を通して、普段は公開していないところを見せていただいたり、チームのドクターやトレーナーとのディスカッションなど貴重な経験をしました。
研修4日目の24日からトップチームへの帯同を予定しているため必ず成果を残して行けるように頑張ってまいります!!
『world trainer project スペイン挑戦 ② 』
エスパニョール研修参加中の佐藤悠です。
9/24の午前中に、トップチームのメディカルルームを見せて頂き、9/25には、実際にトップチームの怪我人が治療・リハビリが行っているところに帯同させて頂くことができました。
エスパニョールのメディカルルームは、ドクタールームと治療室、そして、リハビリルーム(こちらでは、NASAと呼ばれていました。あのNASAと掛けているようです。笑)
が一体化しており、常に選手にとって一番良いものが選択され行われていました。
その為、メディカルスタッフ同士はもちろんのこと、監督やコーチ、フィジカル、栄養士、そしてなんとグラウンド整備士とも意見交換をしながら復帰までの流れを決めていくと言っていました。
そして、今回長い時間帯同させて頂いた、NASAでは、常にサッカーに適した動きを身に付ける為のリハビリが行われていました。
この意識はまで日本には、浸透しきっていないことだということ、そして何よりも、サッカーに適した動きが何か、ということを理解していない、ということを感じました。
本日(9/26)もトップチームの怪我人に帯同させて頂けるので、少しでも多くのことを盗み、そして自分の力を発揮できるチャンスがあれば、どんどんエスパニョールスタッフにアピールしたいと思います。
『world trainer project スペイン ③ 』
研修最終日(26日)はトップチームのリハビリに帯同させていただきました。
そこではまず、トップチームのフィジオと私たちで本日リハビリする選手のメニューを考え、考えた内容を選手に伝えてリハビリを開始しました。
その中でも、選手、フィジオ、私達で今の状態ならもっと変化を加えた方が良いかもしれない、などディスカッションしながら、
1時間半程の密度の濃い時間を過ごしました。
この6日間を振り返ると、初日からメディカルスタッフの方々とかなり濃く携われましたと思います。
トレーニングやリハビリメニューを綿密に練るためにトップチームのフィジオとディスカッションもできました。
さらに間近でトップチーム選手のリハビリをできたりと、多くの収穫がありました。
選手だけでなく各カテゴリのフィジオたちと濃く意見交換できたことで、今の自分たちでも出来ること、出来ないことがはっきりしましたし、スポーツに携わる上で日本に足りないことや、今後すべき事が明確に見えてきたと思います。
そして何よりも、選手にとって何が一番Bestなのか、ということを考え続け、表現することの重要性を再認識させられました。
その為には、選手が日々闘っているように、私達トレーナーも日々学ぶ、という闘志を燃やさねばと感じました。
今回のスペイン滞在に辺り通訳兼アテンドしてサポートして下さった方々には大変苦労をかけたと思います。また貴重な機会を提供して下さった一般財団法人First-Mover-Foundation様、選出して下さった関西トレーナー会様、他にも沢山の方がサポートして下さりました。
周りの方々のサポートがあったから今回の貴重な体験や大きな収穫が得られました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
佐藤悠
山下悟史