『world trainer project ロンドン挑戦 ①』
関西トレーナー会メンバーの藤本です^ ^
13日にロンドン入りし昨日で研修3日目になりました。
ロンドンは雨が多く気温も低いのが特徴で、街中を歩くと様々な人種の人が行き交う素晴らしい都市です。
研修初日は、オリンピック選手輩出を目的とするナショナルチームトレーニングセンターのメディカル室を見学し現地のスタッフとセッションを行いました。
施設内は最先端の医療器具を揃えていて、ノーグラビティという無重力の中でトレーニングを行える器具には驚きました!
また、一人のアスリートに対して8人の専属スタッフがいて、情報を共有しあい、選手をサポートできる人材と環境が整っていました。こういった部分もイギリスが前回のオリンピックで結果を残せた一つの要因ではないでしょうか?
また、初日からサッカーFABアカデミーの将来プレミアリーグで活躍が期待できる選手の治療を行うことができました。
人種によって筋肉の質や関節の柔軟性に違いがあり、様々な人種の方が集まるイギリスならではの経験が出来てとても有意義な研修スタートとなりました。
その後は、プレミアリーグのウエストハム対ニューキャッスルの試合を観戦しました。移動の地下鉄で迷ってしまいキックオフ直後のゴールシーンには間に合わなかったんですが、ファンの熱気にとても感動しました^ ^
今後予定では観戦したプレミアリーグのウエストハムやキューピーアールでのアカデミーでのセッションも予定しています。
『world trainer project ロンドン挑戦 ②』
引き続き、ロンドンでの活動をご報告させて頂きます∧∧
3、4日目はプレミアリーグのウエストハムとキQPRのアカデミーを見学し、チームスタッフとの意見交換を行いました!
アカデミーは主に9歳から21歳までの選手が所属し、既にプレミアリーグでデビューを果たした選手も練習を行っています。
アカデミーは20人前後の様々な分野のスタッフが活動され、素晴らしい施設環境が整っています。そして見学させて頂く中で選手個人の練習に対する意識の高さには驚きました。
なぜかというと、リハビリ中の選手であれば、自分がなぜ怪我をしたのか、怪我の程度はどうなのか、復帰はいつ頃か、など細かく自分の体を把握しようとし、フィジオの意見に納得いかねければ強く自分の意見を主張するなど常に現場に緊張感があったからです。
こういった育成を目的としたアカデミーは選手側の経済的負担は一切なく、スタッフも組織の社員として活動しています。そういったお互いの責任感が産んだ結果でもありますし、一番に日本の育成世代とのレベルの差を痛感しました。
またイギリスは法律に厳しく特に子供を守ろうとする意識がとても高い国です。
その為、法律に乗っ取りシステム化された組織的な指導方針が特徴で、その為に必要な資格を設けていました。
正直日本の資格はこちらではあまり認知されないのが現状で海外で活動するうえで語学力と共に考えなければいけない課題だと思いました。
しかしこういったトップチームの育成を間近で見れたことはとてもいい経験になったと思います。
研修も終盤に差し掛かっています。
こちらとしてもかなり手応えを掴んでいます!
そちらの内容は次回報告させて頂きます^ ^
『world trainer project ロンドン挑戦 ③』
ロンドンでの研修の報告です。
研修5日目。
FABアカデミー代表のNASさんの計らいでなんと!
U-18 チリ代表vsFABの試合のmedical としてベンチ入りさせて頂くことができました。
本場の試合の緊張感、厳しさを肌身で感じれてとても有意義で沢山の学びがある一日となりました。
試合後も選手の身体のケア、ストレッチなどの施術を10名程行い、研修を終えました。
NASさんは日本のスポーツトレーナーの技術を認めてくださっていて、この研修期間中ずっと気にかけてくれてチャレンジできる場というのを提供して下さいました。
研修を終えて、
日本と世界の差は何なのか、選手のモチベーションはどういものなのか、施設は? など文章では書ききれないくらいの発見がありました。
研修の結果、今後の繋がりなどとも含めて報告会で色々とお話させて頂けたらと思いますので是非お越し下されば嬉しく思います。
今回のロンドン滞在に辺りアテンドしてサポートして下さった方々、貴重な機会を提供して下さった一般財団法人first-mover-foundation様、選出して下さった関西トレーナー会様、他にも沢山の方がサポートして下さりました。
周りの方々のおかげで挑戦出来た事なので心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
この素晴らしい経験を自分のもので止めるのではなく、沢山の方と共有し少しでも伝えていきたいと思います。
この経験を活かして日本で様々な事にチャレンジしていきたいと思います。
本当に関わって下さった皆様ありがとうございました!
石川尚吾
藤本伊織