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『World Trainer Project フランス&スペイン挑戦まとめ』

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『World Trainer Project フランス&スペイン挑戦まとめ 重矢 順平』

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研修も全て終了し、無事日本に帰国することができました。

フランスでの3日間・スペインでの5日間の研修では本当にすばらしい時間を過ごすことができました。

初日から、チームのフィジオやトレーナーの方と良い関係を築くきとができ、内容の濃いディスカッションや意見交換をすることができました。フランスの1部リーグに所属するレンヌではトップチームの施設に入れてもらうことまで成功し、世界トップリーグの選手のリハビリ・トレーニングを体感することができました。

スペイン/バルセロナの研修では、FCバルセロナフットサルをメインとしたフットサルに特化した研修内容となっていました。
バルセロナのセカンド・U-18・U-16、そして、スペインフットサル1部に所属するSanta Coloma de Marfil。各チーム・カテゴリーで、年齢・レベル・環境が違いました。
各チームにフィジオ・トレーナーが考えたチームのためのフィジカル・コンディショニング・障害予防プログラムのメソッドがあり、それらを見比べることができました。
そのチームの特徴を評価し、そのチームにあったプログラムを1日・1週間・1年間というスパンで考えて組んでいるところがとても興味深かったです。

フランス・スペインどちらの研修でも、選手に実際にアプローチするところまでもっていくことができ、施術・鍼・テーピングなどを行いました。自分たちのアプローチに対して、フィジオから質問を受けたり、お互いのアプローチに対しての意見交換を行い選手にとってよりよいもの導き出していきました。

実際に選手にアプローチして、自分たちでも結果という形で表現できる部分もありました!同時に相手の文化に合わせながらも結果を出す難しさも痛感しました。

研修する中で、日本人トレーナーが世界で通用する知識・技術は多くあると感じました。
環境・施設・資金ではやはり海外の方がよりよいものがありましたが、1番強く感じたことは、監督・コーチングスタッフ・主務・マネージャー・選手、そしてフィジオ・トレーナー。一つ一つ役割は違いますが、一つのチームとして同じ方向に進んでいて、お互いをリスペクトしていました。目標を達成するための貪欲さは日本と多きな差があると感じました。

自分のビジョンの一部として、「世界で戦う仲間をサポートしたい」と考えています。しかし、サポートする側が世界を知らなければ話になりません。
このことから今回は海外研修を志望させてもらいました。
今回の研修では、世界トップレベルのフィジオ・トレーナー・チーム・選手・コーチングスタッフ・環境・施設を体感することができ、自分が世界で戦うためになにをしなければいけないのかを明確にすることができました。

また、個人的にも・同じ世界を目指すトレーナーの仲間のためにも、次につながるものを持って帰ってくることができたと思うので、今後の展開もすごく楽しみです。

今回のフランス・スペインの研修では、アテンド・通訳の方には大変お世話になりました。この方々のおかげで研修が成功できたと言っても過言ではありません。

『World Trainer Project フランス&スペイン挑戦まとめ 齋藤大輔』

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今回の欧州トレーナー研修に参加させていただいた齋藤大輔です。

研修の感想をシェアさせていただきます。

特に強く感じたのは、ヨーロッパのサッカー、フットサルチームではメディカルとフィジカルが統合されていることです。

フィジカルコーチとメディカルトレーナーがしっかりコミュニケーションを取っており、共に選手へのプログラムを作成しているとのことでした。それをドクターが管理しており、必要であれば指示を出したり不明確なものに対しては指摘をするそうです。

トレーニングルームのすぐ隣にメディカルルームがあることや、フィジカルコーチがメディカルトレーナーも兼任し、トレーニング指導後に選手の治療をしていることなど、選手にとっては素晴らしい環境であり、しっかりと管理されているという印象でした。

そして、今回渡欧前に目的としたことが達成されたかどうかを検証してみました。

目的1.
海外サッカークラブのトレーナーになるには「何が必要なのか?」を知りたい。

→語学力。どんなにいい人材でも外国でコミュニケーションが取れないと何もできないことを実感しました。日本のトレーナーは技術が高いことは改めて分かったので、語学力があれば向こうでも通用すると思いました。

目的2.
今現在、自分が目指すトップトレーナーになるためには何が必要で足りないか見極めたい。

→トップのトレーナーが持っているのは「人間性」。では人間性とは何か。私が思う人間性とは「相手を喜ばせることができる人」だと考えます。今回研修でお世話になったクラブのスタッフは、我々に対してほぼボランティアで研修プログラムをこなしてくださいました。彼らはお金とかではなく、ただただ自身の探究心から我々に対して尽くしてくれました。
技術、知識は当たり前でその根本には人間性と探究心があると気づかされました。

目的3.
海外事業を視野に入れ、自分の力で道を切り開いてみたい。

→今回の研修で国によって制度が違い、ビザを取得しやすい国、しづらい国を知ることができました。また国によって外国人がプロチームに入って仕事をすることが難しいことも知ることができました。
今回の研修の裏にはプログラムを提供していただいたエージェントの方がいますが、研修先のスタッフと直接名刺交換をしたことで、ダイレクトにコンタクトを取ることが可能となりました。
海外で仕事をしていく上でこの人脈はかなり価値があるものとなりました。

目的4.
海外で自分のオリジナリティを発揮し、認められたい。また、アピールしたい。

→自分のオリジナリティはアスリートのコンディショニングを目的としたスポーツ鍼灸。
フランスレンヌのフィジオには実際に鍼治療をさせてもらいました。私が治療するときは低刺激で、リスク管理をしながら徐々に刺激を加えていくという説明を通訳を介して伝えていただきました。医学英語など通訳の方も訳すのが難しそうでしたが、最後には「feel good」と言っていただきました。

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