『World Trainer Project RCDエスパニョール挑戦まとめ』
今回RCDエスパニョールでの活動を終え、まとめとして二人で感じた事について書かせて頂きたいと思います。
まずは環境について。
選手が最高のパフォーマンスをするためにトレーナーはもちろんドクター、施設関係者といった全ての方が連携しているということ。
特にケガをした選手に対しその直後から復帰まで、入念なプランを立て、それに関わる人達が自分役割をきっちりと理解し、互いにコミュニケーションをとることで一貫した対応をする。
当たり前のようですが果たして私達はどこまで出来ているのかを考えさせられました。
選手の為にチームが1つになる。
それが目に見えてるから選手も信用する。
スポーツに携わるものとしての理想の関係性を見ることが出来ました。
そして今回は実際にエスパニョールで取り入れられているトレーニングなどその元となる考え方のなどを多く学びました。
最初はトレーニングのメニューを知ることばかりを考えておりましたが、トレーナ達のお話を聞いていくなかで大事なことはその考え方。
どうしてそのトレーニングをするのかその意味と効果について、憶測ではなく膨大なデータを研究し作り上げていく。
なのでトレーニングの数は無限大にあり、一人一人にあったメニューを提供していきます。
ケガの予防トレーニングも同じように今までケガが多い箇所をデータにしケガのないようにしていく。
それを一人のトレーナーではなく、全て選手に関わる人達が共有していて選手に対応をする。
エスパニョールで私達は選手に関わる人間である為に必要なものを一番学んだのではないかと思っています。
これから私達が進む道には『選手』との関係をなくしては通れない事が殆どです。
エスパニョールで学んだ事を存分に使い、活動していきたいと感じました。
今回のこのエスパニョールでの研修機会を提供して下さった一般財団法人First-Mover Foundation様、最後までお付き合い下さいましたアテンド様、私達を快く迎えて下さったRCDエスパニョールの皆様、そして関西トレーナー会様、サポートして頂いた全ての皆様には心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
北林佑介・酒井竜矢