『World Trainer Project MLBドジャース挑戦①』
アメリカ・ラスベガスでの研修内容の報告をさせて頂きます。
1日目、伊丹から成田・ロサンゼルスを経由しラスベガスまで計12時間ほど飛行機で移動し初日を終えました。
2、3日目は、ラスベガスにあるクリニックにて研修させていただきました。クリニックとトレーニングの複合施設であり、様々な治療、アジリティやウエイトのトレーニングなどを見学させて頂きました。
この施設ではMiracleWAVEという物理療法機器を使った治療をよく実施しており、実際に肩や腰で体験させて頂くことができました。
また、突き指に対するテーピングや日本から持参したチューブを使ったエクササイズを実施させて頂く機会を得ることができ、是非使わせて欲しい！というとても嬉しいリアクションを頂きました。
3日目の午後からはラスベガスに拠点を置くショーにて活躍されているトレーナーさんに選手や患者さんのモチベーションをいかにあげるかが重要であり、モチベーションがリハビリやトレーニング、パフォーマンスに大きく影響することを実体験を交えながらお話して頂きました。
そして、そのモチベーションを上げることは信頼関係が成り立った上で実現できるというセラピストやトレーナーとして、とても大切な事を学ばせて頂きました。
宇野麻衣子
『World Trainer Project MLBドジャース挑戦②』
アメリカ・ロサンゼルスでの研修内容の報告をさせて頂きます。
4日目は、カリフォルニアにある大学にて日本人教授にアスレティックトレーニングの学科のトレーニングルームや研究施設などを見学させて頂きました。
珍しい機器を見せて頂いたり、研究データの取り方、評価方法などとても興味深い内容を教えて頂いたり、意見を交わすことができました。お話して得た事を、今後の研究ビジョンに加えていきたいと思います。
その後、ロサンゼルスにあるクリニックに移動し、ユース世代に対するトレーニングを見学させて頂きました。チューブバンドやラダーを使ったアジリティのメニューと、クリーンなどのオリンピックリフトのメニューを行っていました。
5日目は、今回最大のメイン研修であるロサンゼルスドジャースで活動されているトレーナーに研修して頂きました。メディカルルームやトレーニングルームも見させて頂くことができました。
そして私が最も知りたかったMLBで推奨されている「Pitch Smart」を基に少年野球の投球障害に対する対応など、日本とアメリカの現状の比較についてもお話することができました。
これらの文化の違いを含めたスポーツの環境の違いを知ることができたので、良い部分を日本でも採用できる様にシステム作りをしていきたいと思いました。
午後からはクリニックにて講義をして頂けました。その後、実際に使われているパフォーマンス評価のテストをいくつか実際に身体を動かし体験させていただきました。
日本にはあまりないユース世代のトレーニング施設を実際に使わせてもらったことで、日本に取り入れていきたいものなど、新しいアイディアが生まれました。
宇野麻衣子
『World Trainer Project MLBドジャース挑戦③』
アメリカ・ロサンゼルスでの研修内容を報告させていただきます。
6日目はロサンゼルスのクリニックにて研修させていただきました。
こちらの施設はバスケットコート5面、ビーチバレーなど行うための砂を入れたコートが2面、フットサルコートや30yardトラックなどを有し、充実したトレーニングルームには空気圧式ウエイトマシンを取り入れておりました。
18ヶ月の子供からプロのアスリートまで充実した設備でトレーニングやケアのできる施設で、子供の運動と勉強、どちらの面も重要視しておりチューターが来て教える事ができる教室や自習室もあります。
メディカルルームや複数のリカバリールームにはPTやATC、カイロプラクター、栄養士、マッサージャー、Dr.(整形外科医、内科医)が常駐し、X線室やクライオチャンバーも完備されており様々な症状に対応しています。CQDという護身術のプログラムはこの施設がアメリカでは唯一推奨を受けており、アメフト選手や軍人まで訓練することができます。
スタッフは皆さん親切で、個人の持ち味を活かして仕事をされていました。このような総合スポーツ施設の運営ができるのは高い経営能力、チームワークがあるからこそだと思いました。自分も将来的にトレーニングと治療が行える施設の運営をしたいので、ここで学んだことをぜひ活かして行きたいと思います。
その後、ドジャーススタジアムにて前田健太投手が先発の試合 ロサンゼルス・ドジャースVSミルウォーキー・ブルワーズの観戦をさせて頂きました！試合は最後まで分からない展開で白熱しました！
無事にドジャースが勝つことができて良かったです。その日は父の日ということもあり、試合終了後はグラウンドが開放され親子でキャッチボールができるイベントがありました。
このような催しはアメリカらしいところだと感じました。試合中はダグアウトでのトレーナーさんの姿も見ることができ日本人としてとても誇らしく感じました！
今回の研修で海外で活躍する選手・トレーナーを生で見ることができ私も将来的には海外で活躍していきたいと強く思いました。
大石 登夢
