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『World Player Project イタリア挑戦① -ACミラン編-』

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『World Player Project イタリア挑戦① -ACミラン編-』

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今回イタリアのACミランにて12/7-12/13で活動をさせていただいたので谷亜沙人と申します。
今回はミラノを拠点とする名門ACミランの日本スクールの小、中学生とともに現地で活動をしました。
活動初日にメディカルチェックの為、ACミランが提携している病院に行きました。

イタリアではこのメディカルチェックをパスしないとサッカーができないようになっており選手が安心安全にプレーできるための徹底ぶりがすごい…

ACミランU-10の監督の指導のもと、小学生から高校生までが集まるビスマラという場所でTR開始。
そこにはミランフィロソフィーである1つのTRの中に2.3つもの要素が入っていてテクニック、アジリティ、コーディネーション、フィジカルの要素を含み一度のTRで常に頭を働かせないといけないものでした。

指導内容でも手段やアドバイスは与えても、あくまで答えは最初からは言わず、選手達自身に考える部分を与えインテリジェンス、発想、プレーにおいてのずる賢さを育ませる為というもの。

また次のTRにも前のTRの要素が含まれており、全ての練習が繋がっているような練習に。
我々、施術家やトレーナーを目指す者としても1つの目的に対し1つの要素だけではなく複数の要素を組み合わせることによって効率良く、効果的に進めることができるということの重要さや、これから先自分がなにか指導する際にも活用できる部分であり勉強になりました。

またACミランのフィジオセラピストで来ていただいてセッションを開始。
ユース年代からトップまで様々なカテゴリーを見ておられる方で、イタリアでのドクターとフィジオセラピストの位置付けや、怪我が起こった時の流れ、イタリアセリエAのフィジオセラピストになるまでなど色々な話をさせてもらいました。
印象に残っていることは、先ず見る事(視診)が大事ということでした。
どういった原因、どういう痛み、などを把握した上で患部を見ると。これは自分自信が施術をする上で意識していることであり大変共感できたのですごく印象に残っています。

又、日本と少し違うと思ったのは、個性を消さないということ、水分補給の仕方でした。
前述の方は、選手が持って生まれた身体的特徴などをあえて一般的に正しい方向にもっていかないということでした。後述の方は、基本的に水しか飲まず、余程暑いなどの時しかスポーツドリンクは飲まないということでした。

今回は練習時間中という短い時間でしたがそういった話ができ、共感できる部分、違いがある部分が認識でき、また何故違うのかということを考えさせられるいい機会になりました。

最後に今回携わっていただいたFirst-Mover Foundation様、ミランスクールの指導者様、現地スタッフの方々にこのような機会を与えてくださったことを感謝いたします。

谷 亜沙人

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